東京都鏡商工業協同組合

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どうして鏡に黒いシミが発生するのですか?
鏡には反射膜として銀膜(銀メッキ膜)がつかわれており、使用するにつれて空気中などの水分や化学物質と反応して銀の酸化・腐食が起こります。この現象は主に鏡の小口(ふち)に黒いシミ状になって現れることがあります。鏡の構造上発生は避けられないのですが、日常のお手入れにより発生を遅らせて長くお使いいただくことは可能です。
Q 鏡には水銀が使用されているのですか?
A 古代から明治末期ごろまでは、銅鏡や、ガラス鏡には、水銀が使用されていましたが、現代のガラス鏡は、純銀が使われております。水銀等の有害金属は一切使用されていません。破損品の廃棄については、板ガラスと同様ですので、各市町村・自治体のゴミ分別処理の条例に従って処分してください。
鏡に付着した白いうろこのような汚れが落ちないのですが・・・
鏡やガラスの表面に付着する白いうろこ状の汚れは、水道水に含まれるシリカ、カルシウムなどが空気中の汚染物質、鏡表面との化学反応を起こして強固に付着したものです。発生してしまうと除去するのは非常に困難です(研磨剤をもちいた作業が必要です)ので、日常的にお手入れをおこなって、鏡表面を乾燥した状態にしてお使いください。
鏡はどうして曇るのですか?曇らなくする方法はありますか?
鏡が曇るのは空気中の暖かく湿っている水蒸気が温度の低い鏡の表面で水滴に冷やされて小さな水滴となり付着して起こります。鏡(ガラス)は熱伝導率が低いので、周囲の温度より鏡の温度が低くなりやすいのです。対応策としては、市販曇り止め剤(液)を塗布する方法や、ヒーターを裏面に設置する方法(浴室は不可)があります。
よくある質問と回答

当組合に寄せられる質問のうち多く寄せられるものについてまとめました。